順大・村尾雄己が男子1部3000m障害でV「かなりいいレースを作れた」/陸上
陸上・関東学生対校選手権最終日(12日、東京・国立競技場など)男子1部3000メートル障害は順大の村尾雄己(3年)が8分40秒43で優勝した。終始集団を引っ張って力の差を見せつけ、「最初から(集団を)引くレースで、最終ラップを切り替えてあげられた。かなりいいレースを自分で作ることができた」と振り返った。 8分42秒90で2位に入った中大の柴田大地(2年)は京都市立桂中の後輩でもある。ラスト1周手前の水濠付近で柴田が仕掛ける場面もあり、「もう少し切り替えて他を寄せ付けない走りをしたい。学生の枠にとどまらず世界を見据えるために、そういう弱さをなくしていかないと」と村尾。「優勝できてうれしい反面、まだまだ強くなる余地は感じている。これも一つのステップ。最大限生かしていければ」と気を引き締めた。 4月末の織田記念では8分33秒76をマークした注目株。6月の日本選手権(新潟)を見据え、「8分25秒を目指している。表彰台に上るつもりでやっていかないといけない」と力を込めた。