炭谷銀仁朗が復帰 過去にFA移籍後に再び西武でプレーした選手は誰がいる?
西武は16日に炭谷銀仁朗選手の獲得を発表した。 炭谷は05年高校ドラフト1巡目で西武に入団し、1年目の06年には高卒新人ながら開幕スタメンマスクを被るなど、54試合に出場。4年目の09年には112試合に出場し、細川亨がソフトバンクにFA移籍した11年以降は長年正捕手としてチームを支え、12年、14年、16年にはリーグトップの盗塁阻止率を誇り、12年と15年にはゴールデン・グラブ賞にも輝いた。 打てる捕手・森友哉が台頭した18年に出場機会が減り、同年オフに巨人へFA移籍。巨人移籍後は19年と20年のリーグ連覇に貢献し、21年途中に楽天へトレード移籍した。今季は65試合に出場していたが、10月に戦力外通告を受け、16日に6年ぶりの西武復帰が発表された。 ◆ 西武に復帰したケースは? FAによる流出の多い西武ではあるが、FAで移籍していった選手たちが何年か経て、今回の炭谷のように再び西武に戻ってくるケースもある。 94年オフにFA宣言してダイエーに移籍した工藤公康は、ダイエー、巨人、横浜でプレーした後、10年に西武で1年間プレーした。現在監督を務める松井稼頭央も、03年オフにFA宣言して大リーグ・メッツへ移籍し、メッツ、ロッキーズ、アストロズ、楽天でプレーしたのち、18年に復帰。1年間西武でプレーし現役引退後は二軍監督、一軍ヘッドコーチを務め、今季から一軍で指揮を執っている。 選手としてではなく、指導者として復帰しているケースも。10年オフにFA宣言しアメリカの独立リーグへ移籍した土肥義弘は、15年から18年まで西武で投手コーチを務めた。現在一軍で投手コーチを務める豊田清は、05年オフに巨人へFA移籍し、現役中のライオンズ復帰はなかったが、20年からコーチとしてライオンズのユニホームに再び袖を通している。 またFAではないが、06年オフにポスティングシステムを利用して大リーグ・レッドソックスへ移籍した松坂大輔も、レッドソックス、メッツ、ソフトバンク、中日でプレーした後、現役最後の2年間は西武でプレーした。 ▼ 西武からFA移籍した選手 【94年オフ】 工藤公康(西武 → ダイエー) 石毛宏典(西武 → ダイエー) 【96年オフ】 清原和博(西武 → 巨人) 【03年オフ】 松井稼頭央(西武 → メッツ) 【05年オフ】 豊田 清(西武 → 巨人) 【07年オフ】 和田一浩(西武 → 中日) 【10年オフ】 土肥義弘(西武 → 米独立リーグ) 細川 亨(西武 → ソフトバンク) 【11年オフ】 許銘傑(西武 → オリックス) 帆足和幸(西武 → ソフトバンク) 【12年オフ】 中島裕之(西武 → アスレチックス) 【13年オフ】 片岡治大(西武 → 巨人) 涌井秀章(西武 → ロッテ) 【15年オフ】 脇谷亮太(西武 → 巨人) 【16年オフ】 岸 孝之(西武 → 楽天) 【17年オフ】 野上亮磨(西武 → 巨人) 【18年オフ】 炭谷銀仁朗(西武 → 巨人) 浅村栄斗(西武 → 楽天) 【19年オフ】 秋山翔吾(西武 → レッズ) 【22年オフ】 森 友哉(西武 → オリックス)
BASEBALL KING