韓国株式市場、来年に「MSCI先進国」入りも=金融規制当局
[ソウル 11日 ロイター] - 韓国金融委員会(FSC)のキム・ソヨン副委員長は11日、国内株式市場について、世界的な指数提供会社モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)から先進国市場ステータスを来年に得られる可能性がかなり高くなっているとの認識を示した。 ソウルで開いた外国メディア向けの会見で「株式市場へのアクセスに関して多くの改善があり、来年にはより明確に感じられるようになるだろう」と指摘。来年3月に空売り禁止を全面解除する方針を再確認した。 韓国は現在、MSCIによって発展途上国市場に分類されている。同社は外国人投資家の市場アクセスを損なう要因として、空売り政策の不確実性を挙げている。 キム氏は指数算出会社FTSEラッセルが韓国国債を世界国債指数に組み入れると発表したことについて、株式市場の流動性を高めることにもつながると述べた。 また、政府が進める企業改革「企業価値向上プログラム」について、中長期的に市場価値を高めることが目的だと説明した。