萩生田光一氏「逆風に吹き飛ばされずゴール」衆院選7度目当選で謝意、自民党所属見通し立たず
10月27日に投開票された衆院選東京24区で、7度目の当選を果たした萩生田光一・元自民党政調会長(61)が1日までにX(旧ツイッター)を更新。支援者への謝意を伝える動画を投稿した。 萩生田氏は自民党の派閥裏金事件を受け、政治資金収支報告書に5年間で2728万円を記載していなかったことから今年4月、党役職停止1年の処分を受けた。衆院選では党公認を得られず、無所属での選挙戦となった。当選はしたものの、次点で比例復活初当選した立憲民主党の有田芳生氏(72)との差は7500票あまり。これまで圧倒的な強さで当選してきた萩生田氏にとって、逆風の強さを裏付ける結果となった。 萩生田氏は10月30日に投稿した動画で「みなさんの温かいご支援をいただいて7期目の当選を果たすことができました」と述べた上で「大逆風の選挙でしたけれど、みなさんが支えていただいて、吹き飛ばされることなく最後までゴールテープを切ることができた。改めて心から御礼を申し上げたい」などと語った。「これからも、選挙期間中のお約束の1つ1つの実現に向けて、全力で頑張ります」とも口にした。 萩生田氏ら裏金問題で非公認となった議員ら6人は、衆院会派「自民党・無所属の会」に入る見通し。衆院選で少数与党に転落した自民党にとって、今後の首相指名選挙などを念頭に少しでも会派としての勢力を増やすねらいがある。 一方で、萩生田氏と平沢勝栄元復興相について、追加公認をへて自民党に「復帰」する見通しは立っておらず、当面は無所属での活動になるとみられている。