「別居婚で別財布」DAIGOの姉・BL漫画家の影木栄貴さんが“50歳で結婚”した理由
「“50婚”は、お互いに自由になりたい同士がくっついているのがいい。でも、私は旦那にワガママな条件を出しているかな(笑)」 【写真あり】影木栄貴さんの華やかな指輪&ドレス姿 笑顔で話すのは、人気漫画家の影木栄貴さん(52)。母方の祖父が、内閣総理大臣を務めた故竹下登氏で、ミュージシャンのDAIGOさん(46)の姉としても知られる。 『LOVE STAGE!!』などのBL漫画が有名だが、40代の婚活から結婚までをつづった初エッセイ『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』(KADOKAWA)が話題だ。 子どものころに、「婚前交渉はいけない」と教育された“箱入り”が、思春期にBLの世界にハマったと話す影木さん。 「性への意識の渇望が、BLとの出合いで昇華されて(笑)。性に興味ある一方、リアル男性は苦手で、『興味vs.苦手』で苦手が勝って。男性とつきあっても続かなかった」 同人誌で漫画を執筆しながら、出版社の編集の仕事を経て、1996年に漫画家デビュー。 漫画家として多忙を極めた30代。40歳でテレビのお見合い企画を体験するも、「仕事に生きよう」と決意。 40代には、自律神経の乱れから不安神経症も経験した影木さんが、婚活を始めたきっかけは、弟の結婚「DAIGOロス」だったという。 「私とDAIGOは2人とも夜型なのですが、まだブレークする前のDAIGOは、しょっちゅう私の仕事場に遊びにきて一緒に食事しました。夜中の寂しいときに誘ってくれるのが私には救いでした」 ■DAIGOの結婚で決意、40代半ばで「婚活宣言」 姉としてもDAIGOさんの作詞に助言をするなど、お互いに支え合う仲よしのきょうだいだった。 「DAIGOが(北川)景子ちゃんと結婚し、家に両親と私だけ残されると、とてつもない寂しさが襲ってきて、“親は先にいなくなる”と、はっきり自覚しました。 体が不調だと、なんでも悪く考えてしまい、1人だとメンタル的・物理的にも無理だと痛感しました。 義妹となった景子ちゃんは、『影木栄貴の面倒は一生私が見る!』と言ってくれます。 うれしいけど、迷惑かけたくないし、優しさに甘えたくない。自分で結婚相手、親の代わりを探そうと決意しました」 40代半ばで「婚活宣言」。合コンにも参加。 交際するも自然消滅した人もいたが、2021年、漫画家デビュー25周年を迎え、多忙さに疲弊していたときに、運命の出会いが。 「14年通うマッサージ師さんに『僕の先輩が今フリーなんですけど、どうですか?』と紹介されて」 それが旦那さんとの出会いに。「初めてのデートで、大好きな作品『呪術廻戦』の五条悟グッズをプレゼントされ心つかまれました(笑)。 バツイチで1歳上、国家資格を持つ鍼灸マッサージ師。子どもはなく、地方に両親がいて。彼も将来1人でいることが不安だと意見が一致して」 なんでも悪く考える影木さん。「お金目当て?」「新興宗教?」と、浮かんだ疑問を確認した。 「すべての答えが、私の望むパートナー像と一致。出会って10カ月で入籍することになりました」 晴れて2022年7月入籍。ウエディングフォトを撮り、家族で食事会を開き、祝福された。 だが、一般的な新婚生活とは少し異なるようだ。