甲子園使用料もゼロ…夢の高校野球交流戦実現の裏に阪神のバックアップ
もちろん今回の交流戦についても使用料は取らないものと考えられる。無観客開催になるため大会運営費の最大の原資である入場収入がなく、これまで積み立ててきた”貯金”を吐き出して、32校の交通、宿泊費などの大会運営をまかなうことになるが、甲子園の使用料の負担がないことは助かるだろう。 先日、阪神、甲子園球場は「甲子園の土」キーホルダーを全国の3年生の野球部員全員にプレゼントする企画を発表したばかり。阪神の高校野球の春夏甲子園大会への特別な思いと、歴史的な背景、高野連の懸命の努力が重なって球児たちに夏の夢を与えた。 高野連の八田会長は、理事会後の会見で「今日からは気持ちを新たに部活動に取り組んでいただき、万全の態勢で阪神甲子園球場に来てください。悔いのないように交流試合に臨んでください。そして試合終了の声とともに、みなさんがこれまでにつづってこられた部活動日記に力強く終止符、ピリオドを打ってください。そして気持ちを新たに純白のページに『次なる挑戦』と題した文章を刻み始めていただきたい」と粋なメッセージを送っている。