【神崎 恵×天野佳代子】「綺麗でいる努力をした方が人生は絶対に楽しい!」。“効く”コスメの見極め方は?
肌だけでなく心まで支えてくれるコスメの力
長年、美容と関わり続ける中で、コスメの力を感じた瞬間は? [神崎] 20代に体調をくずしていたときがあって。“美容なんて……”と思っていたけれど、母がリップを買ってきてくれたんです。塗った途端に、むくむくと生きる力が湧いてきて。 [天野] 私も同じ。家族の介護に明け暮れていたときに、当時所属していた編集部の人がお見舞いに来てくれて、新作のリップを差し入れしてくれたんです。唇に塗って鏡を見たときに、忘れかけていた美容に対する情熱を取り戻したのを覚えています。 [神崎] たまたま私たちのきっかけはリップでしたが、スキンケアも同じですよね。肌って努力すれば、軽く生まれ変われるじゃないですか。肌が理想に近づけば、自分の価値も感じられるし、自信もつく。それぐらい肌や心への再生力がある。 [天野] ちょっと落ち込んでたとしても、肌が元気だと“まだ私は大丈夫”と思えますもんね。 年齢を重ね、肌も生活も変化する。二人は未来へ向け、どんなアプローチをしていく? [神崎] 私は自分自身によくインタビューするんです。“どんな肌になりたい?” って。そこから肌への取り組み方を逆算していく感じ。 [天野] まるで大谷選手みたいですね(笑)。 [神崎] 例えばシワやたるみなど、自分の中でモヤっとすることがあれば、そこに注力するアプローチに切り替えます。だからこそ、自分の中の“こうありたい”は明確にした方がいいし、美への価値観は更新し続けたい。 [天野] その意識は大事。価値観が若いままだと苦しいですもんね。私もシワや形状の変化は受け入れるけど、ツヤと透明感は80歳になっても維持していきたいと思っています。 [神崎]だからあのラインナップになるんですね。納得です! [天野] 幸せそうなおばあちゃんになるのが目標なの。“幸せ”は肌に現れると思っていて。だからこそ、一生美容を楽しみたいですね。 MAQUIA 6月号 撮影/柴田フミコ ヘア&メイク/黒田啓蔵〈Iris〉(天野さん) ヘア/工藤由佳〈Un ami omotesando〉(神崎さん) スタイリスト/カドワキジュン子〈impress+〉(天野さん) 石関靖子(神崎さん) 取材・文/谷口絵美 構成/火箱奈央(MAQUIA) ※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。