ソフトバンク5位、愛工大名電・石見颯真内野手が仮契約、高校の大先輩イチローさんの訪問が刺激、首位打者目指す
ソフトバンクは24日、ドラフト5位の愛工大名電高・石見颯真内野手(18)=176センチ、78キロ、右投げ左打ち=と名古屋市内のホテルで仮契約した。契約金は3000万円、年俸は500万円(金額は推定)。 「今まで見たことがない数字。こんなにゼロがいっぱいあるんだ」と初々しい表情を見せた石見。福山龍太郎アマスカウトチーフから「これからソフトバンクの一員としてよろしく」と伝えられ、実感も深まった。 甲子園に3度出場し、球団から広角に強い打球を飛ばせる打撃力を評価される巧打者。プロでの目標に首位打者のタイトル獲得を掲げる。オリックスで7度、米大リーグでも2度首位打者になった愛工大名電OBのイチローさん(51)が18日に野球指導で高校グラウンドを訪れて初対面し、プロ入りを前に刺激を受けた。 1対1でキャッチボールをする貴重な経験に加え、スピード感のあるティー打撃も間近で見た。「一番学んだのはバッティング。球の速さを感じた」と高次元の技術を目に焼きつけ、1月の新人合同自主トレに向けた練習にも生かしている。偉大な先輩の背中を追い、名電からプロの世界へ飛び込む。
中日スポーツ