大谷翔平「2番・DH」、左太もも裏打撲吹き飛ばす8戦ぶり14号なるか、山本由伸先発で6勝目期待
◆米大リーグ レッズ―ドジャース(26日・米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク) 【写真】左太ももを痛めながら三塁打を放った大谷 ドジャース・大谷翔平投手(29)が26日(日本時間27日午前1時10分開始予定)、敵地・レッズ戦のスタメンに「2番・指名打者」で名を連ねた。8試合ぶりの本塁打となる14号、日本人史上3人目となるメジャー通算100盗塁に期待がかかる。チームは今季ワースト4連敗中だが、連敗ストップと自身の6勝目へ先発のマウンドには山本由伸投手(25)が上がる。 大谷は前日25日(同26日)の敵地・レッズ戦で今季2度目でワーストタイの3三振を喫したが、3打席目に右翼線へ三塁打を放って2試合、11打席ぶりの安打をマーク。だが、全力疾走とはほど遠い走塁で、ロバーツ監督は試合後に16日(同17日)にけん制球が直撃した左太もも裏の打撲が影響していることを明かし「無理はして欲しくなかった。幸い張りは出ていなくて、打撲だけなので、何とか管理しようとしている」と説明していた。 17日(同18日)の本拠地・レッズ戦で13号を放ってから、7試合、32打席連続で本塁打なし。8試合ぶりの14号が出れば、自らの持つ日本人最多を更新する26球場目での本塁打となる。さらに、今季14個目となる盗塁を決めれば、日本人では509のイチロー、102の松井稼頭央に続く日本人3人目のメジャー通算100盗塁となる。 レッズの先発は、本来救援ながらオープナーとしての役割が濃厚なブレント・スーター投手(34)。これまでメジャー通算273試合に登板した左腕で、ブルワーズ時代の21年には先発1度のみで12勝を挙げた経験を持っている。今季は20登板で防御率4・13。大谷は16日(同17日)に対戦し、この試合でもオープナーで先発して初回に初対戦し、四球を選んだ。 チームは投打がかみ合わず今季ワーストの4連敗中。連敗ストップへ向けて先発のマウンドに上がるのは山本由伸投手(25)。前回登板の20日(同21日)本拠地・ダイヤモンドバックス戦では7回途中2失点で5勝目を挙げた。5月はすでに4登板で3勝を挙げており、快投が期待される。 大谷はチーム54試合中、52試合に出場して207打数70安打の打率3割3分8厘、13本塁打、35打点、13盗塁。山本はここまで10試合に登板して5勝1敗、防御率3・17の成績を残している。
報知新聞社