ロンドンシリーズはフィリーズ先勝 ハーパーが同点15号、スアレスが10勝一番乗り 観衆は5万3882人
◆米大リーグ メッツ2―7フィリーズ(8日・英国ロンドン=ロンドンスタジアム) 2019年、2023年に次いで第3回となる米大リーグの英国でのロンドンシリーズが開幕しフィリーズが先勝。サッカー場をベースボール仕様に改装したスタジアムに今年も5万3882人と超満員のファンが詰めかけた。 1回にメッツがマルテの左翼線への二塁打で先制も、4回フィリーズはチームマスコットのフィリー・ファナティックを描いたバットの主砲ハーパーが15号同点アーチを放つと打線がつながりメリーフィールドの3号3ランも飛び出すなど打者一巡の猛攻で6点を挙げた。 投げては6月1日のカージナルス戦で利き腕の左手に打球を受けて心配された左腕スアレスが6回途中まで2失点に抑え今季メジャー一番乗りを果たした。防御率も1・81でメジャートップをキープ(規定投球回に6足りないカブス・今永昇太は1・86)している。 なお、メッツでは切り込み隊長で遊撃手のリンドアが英国国旗をプリントしたグラブで守っており、初回には先制のホームを踏むなど、ロンドンのファンを喜ばせていた。
報知新聞社