ガラクタじゃなくてお宝! 貴重な“昭和のグッズ”を求めて 使いみち不明の謎の商品も【大石が聞く】
(冨永さん) 「特にこの2台のテレビ。左側は現存していたのがすごいというもの。商品化になった一番最初のテレビがこのテレビ」 テレビ放送開始の翌年、1954年に発売されたもので、まだラジオがメインです。 (大石アンカーマン) 「フォルム自体、ラジオがまだ強いテレビ」 (冨永さん) 「電波を受けてリアルタイムに情報を得るものはラジオだけだったので、ラジオに映像がついているというイメージ」 そのほかにも、テープレコーダーや大量の真空管も… ■「博物館を作りたかった」 亡き父の思いを託して… (磯野 薫さん) 「(父が)亡くなるときに『あと5年だけは生きたいなあ』と言っていて、何がその5年かなというと、ここをうまく整理して、好きな人が見に来られる博物館を作りたかった」 電化製品のコレクターだった宏さん。既に展示用の紹介文も作ってありました。 この思いを冨永さんに託したいといいます。 (磯野さん) 「冨永さんに引き継いでいただける、世の中に日の目を見る機会を与えていただけるんだったら、もうそれで十分かなと」 (冨永 潤さん) 「どこかで大きな博物館がしたい。僕のコレクションという紹介ではなくて、お父さんのコレクションコーナーはやりたいですし、やりますと約束したい」 (大石アンカーマン) 「改めて昭和ってどんな時代でした」 (冨永さん) 「一番勢いがあって、物自体を何もないものから作り上げた時代って感じがするんです。粗大ごみなどで処分されることがほとんどですが、最後ゼロにだけにはしたらだめだと思っている」 戦後の復興と発展を生み出した昭和の時代。数々のコレクションはその熱量とおおらかさを今に伝えています。 2024年4月19日放送 CBCテレビ「チャント!」より
CBCテレビ