「-55kg世界最強決定トーナメント」の組み合わせ発表。現王者・金子晃大はクンクメール最強ファイターを迎撃。玖村将史は金子しか眼中になし【K-1】
1回戦第3試合では玖村とアントニオ・オルデン(スペイン/El Origen Thaimartin/Orden Team)が対戦する。オルデンはWBC、ISKAなど7つのタイトルを持つベルトコレクター。2017年4月にK-1に参戦し、その時は武居由樹に敗れてはいるが、今回は適正階級での参戦。また昨年10月には「ONE Friday Fights 36」で判定勝ちを収めるなど、初参戦時とは一変したファイトが期待される。 しかし玖村は「正直、このトーナメントの外国人4人と日本人2人には興味はない。僕は決勝で金子晃大にリベンジして、優勝するためのトーナメントだと思っているので絶対に優勝する。相手はムエタイスタイルのいい選手だと思うが、今回は相手どうこうではなくしっかりとKOを見せたい」と眼中になし。「この間の70kgの大会は日本人が全員負けてしまい、世界の強さを痛感したと思うが、55kgは日本人が、K-1が強いということをしっかり見せたうえで倒して勝ちたい」と語った。また「ここで一番になったからといって胸を張って世界一とは、見ているファンの人も思わないと思うので、ここでK-1の王者が正真正銘の世界一といわれるようにしっかり優勝して、その先に進んでいきたい」とトーナメントを制したうえで「名前のある強豪を倒していきたい。ONEの選手とはやりたい」などと世界へ目を向けた。
璃明武と大久保は「決勝は金子vs玖村」の声に反発
1回戦第4試合では大久保とジャオ・ジェンドン(中国/深圳盛力人和ファイトアカデミー/CFP)が対戦する。ジェンドンは19歳の中国の新鋭。この年齢にして26戦25勝(3KO)1敗の戦績を誇る。 大久保は「中国の同い年で身長も同じくらいの選手。初めてこういう選手と戦うが、映像を見て、結構パンチャーで強い印象。難しい戦いになるとは思うが必ず勝って次につなげる。相手よりパワーは自分のほうがあると思うしスピードで圧倒しようと思う。下馬評では勝てないと思われているが、いい勝ち方をして、“大久保、行けるんじゃないか”というところを示したい」などと語った。 また決勝で戦いたい選手については大久保と璃明武は決勝で金子vs玖村の対戦が期待されていることに反発し、互いの名前を挙げる。玖村は当然「金子」。これに金子は「僕と言ってもらえる選手がいるということに感謝ですね」と返した。