あまりにケガ多すぎ…。現役の「ガラスの天才」(5)アーセナルの悩み? 能力最高も体はボロボロ…
サッカー選手は常に怪我と隣り合わせだ。1つの怪我でキャリアを棒に振ってしまう選手もいれば、何度も大怪我を負いながらもその逆境を乗り越えて長く活躍する選手もいる。今回は世界最高級の才能がありながらも、怪我に苦しむキャリアを歩んでいる現役の”ガラスの天才”を紹介する。
MF:トーマス・パーティ(アーセナル/ガーナ代表) 生年月日:1993年6月13日 今季リーグ戦成績:12試合0得点0アシスト 直近の数試合で改めてトーマス・パーティの重要性に気づかされたグーナー(アーセナルサポーターの愛称)も多いのではないだろうか。このガーナ代表MFがアーセナルの中盤の底に入ることで一気にチームは安定する。守備時はスピードと対人戦の強さを活かして相手からボールを奪い、攻撃時は高いプレス耐性とポジショニングの良さでビルドアップの出口となる。 ただ、シーズンを通して戦力として計算しづらいのも事実だ。今シーズンはアーセナル加入後ワーストの出場試合数に留まっており、昨年9月から今年2月にかけては1試合にしか出場することができなかった。その間に鼠径部とハムストリングの2カ所を負傷しており、彼のスペ体質はチームの編成部を悩ませていることだろう。 彼の負傷癖は今シーズンに始まったことではない。アーセナルに加入した2020/21シーズンから度重なる怪我に悩まされており、シーズンを通して定期的に戦力となれたのは昨シーズンのみ。試合に出ればスーパーな存在だが、そもそもいないことが多いため能力に見合った評価ができない。現行契約は2025年夏ということを踏まえれば、彼を放出して、より戦力として計算することができる似たような選手を補強するのがベストな選択肢となるかもしれない。
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