大勢の人でにぎわう照国神社の六月灯＝１６日午後７時４５分、鹿児島市新照院町

　鹿児島の夏の風物詩、照国神社六月灯が１５、１６日に鹿児島市であった。前日まで降り続いた雨が上がった１６日、境内には大小８００個の灯籠が揺れ、涼しげな浴衣姿の参拝客らでにぎわった。 【写真】六月灯の灯籠が並ぶ境内＝１６日、鹿児島市の照国神社

　歩行者天国には多くの露店が並び、午後８時半ごろから約１０分間、花火が夜空を彩った。参拝客は拝殿で思い思いに祈り、お守りや飾り灯籠を買い求めていた。 　同市西千石町の自営業萩原雅代さん（４０）は「娘３人の健康を祈った。災害や新型コロナのようなはやり病に見舞われず、元気に夏を過ごせれば」と話した。