コストコ南城倉庫店が開業 1000人以上の行列、予定より3時間半早め午前4時半オープン 沖縄初上陸
米国系会員制スーパー「コストコ」の沖縄南城倉庫店(南城市)が24日午前、開業した。沖縄県への進出は初で全国35店舗目。未明から1000人以上の列ができ、予定より3時間半早い午前4時半頃に営業を開始した。周辺では早朝から渋滞が発生している。午前7時すぎ時点で、入場まで「5時間待ち」の看板も見られた。 【写真・動画】5時間待ちの看板も 「並ばない沖縄県民が並んだ」
開店に先立ちテープカットがあり、運営するコストコホールセールジャパンのケン・テリオ日本支社長が「沖縄オープンは兼ねてからの夢だった。思いっきり存分に買い物を楽しんでほしい」とあいさつした。 1万503平方メートルの倉庫型の売り場で飲食料品や衣類、家電、日用品など約3500点を扱う。23日朝からオープンを待ちわびる利用客が並び始め、24日午前3時半には800台以上の駐車場はほぼ空きがない状況だった。 長い行列の先頭から2組目に妻と並んだ糸満市の男性(32)は「沖縄県民は並ばないと言われつつも、やっぱり並ぶだろうし駐車場がすぐ埋まることも考えて前日(23日)に来た」と話した。クロワッサンやワイン、キッチンペーパーなどがお目当てだという。沖縄市から訪れた女性(65)は「買うのは特にないけど記念さー」と上機嫌だった。 沖縄南城倉庫店は会員登録者数が全国35店舗のうちトップ3に入る勢いがある。入会状況の好調さを踏まえ、フードコートで販売している定番のホットドッグ(ドリンク付き180円)はオープン初日で1万本を用意したという。
開店に伴い、南城市の店舗周辺では24日早朝から渋滞が発生している。南城市はコストコ開店に伴い、期間限定の交通情報発信サイトで渋滞情報をリアルタイムで更新する。周辺地域を運行する路線バス会社は大幅な遅延が予想されるとして、時間に余裕をもった利用を呼び掛けている。
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