「財布に19万円」 新橋・ガールズバー殺人、容疑者が事件前日に見せた“異変” 「“年の順に死ぬとは限らない”と言い残していった」
財布に19万円
最悪のトラブル相手となった千明容疑者は、谷澤さんと知り合って以降、月に1~2回のペースで店を訪れていた。自宅のある渋川市から新橋まで片道2時間以上もかけて、だ。 千明容疑者の自宅近くの住人が言う。 「千明さんのところは古くからの農家。バツイチの容疑者は両親と3人暮らしでした。足が悪い父親に代わって、母親と一緒にイモやネギを栽培し、道の駅で販売していた。母親の話では、月に何度かは泊まりがけで東京に行っていたようですが、詳しい行き先は一度も聞かされていなかった」 息子の様子がいつもと違う。母親がそう感じたのが事件前日のこと。 「容疑者は夕食を済ませて午後7時過ぎに出かけたそうです。母親が出がけに財布を見ると、19万円も持っていこうとしていた。容疑者は、“年の順に死ぬとは限らないから”と言い残していったといいます」 30歳以上も年の離れた女性に憎悪を募らせたトラブルとは、一体どのようなものだったのか。
「週刊新潮」2024年11月7日号 掲載
新潮社