『トップガン マーヴェリック』地上波初放送！金ローで2週連続「トップガン」決定

金曜ロードショーにて、11月8日(金)と11月15日(金)の2週にわたり、に世界的社会現象を起こしたトム・クルーズ主演のメガヒット作『トップガン』(86)、『トップガン マーヴェリック』(22)が放送されることが決定。『トップガン マーヴェリック』は今回が地上波初放送となる。 【写真を見る】海軍戦闘機兵器学校、通称”トップガン”を舞台に物語は展開する 第1作の『トップガン』は、38年前の1986年に公開。タイトルとなっている“トップガン”とは、アメリカ海軍の戦闘機パイロットに空中戦の技術や戦法、戦術、兵器の効果的な用法を指導するために作られた、「海軍戦闘機兵器学校」の通称で、主人公ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(クルーズ)と、相棒のニック・“グース”・ブラッドショウ(アンソニー・エドワーズ)が派遣される海軍のエリートパイロット養成所を指す。その“トップガン”を舞台に、型破りで天才肌のパイロットの主人公の挫折と、そこから這い上がり成長して行く姿と、女性教官との立場を超えたラブロマンスが、ロックのリズムに乗りながら迫力の映像で描かれる。 興行収入は、全世界で3億5千万ドルを超え、日本でも65億円を突破、その年の洋画No.1を記録した。また、ベルリンが歌う挿入歌「愛は吐息のように」はアカデミー賞の歌曲賞も受賞、ケニー・ロギンスが歌う主題歌「デンジャー・ゾーン」を含むサウンドトラックも全米1位を獲得、若者たちの間に、アメリカのパイロットが着用するフライトジャケットMA-1が大流行するなど、映画と音楽、それにファッションが相乗効果を生み、社会現象を呼んだ。 本作の撮影は、アメリカ海軍が全面協力をして、軍事機密の塊である現役主力戦闘機のコクピットに実際にカメラを搭載して撮影するという、これまでの常識では考えられなかった撮影を実現。まるでコクピットに乗り込んだかのような臨場感を味わうことができ、本物にしか出せない迫力の映像を実現している。また、本作は単にアクションだけでなく登場人物たちの葛藤や成長、友情や恋愛など、心に残る人間ドラマが繰り広げられ、特に、ライバルから信頼できる相棒へと変化していくマーヴェリックとアイスマンの関係性が丁寧に描かれている。 そして2週目の15日には、2022年洋画No.1ヒットとなった話題作『トップガン マーヴェリック』が放送。“究極のリアル”が必要だと考えていたクルーズは、自ら米海軍と交渉し、前作から35年を経て、ようやく満足できる撮影技術が揃ったことで、初めて新作の撮影を開始したんだとか。前作同様、本物の戦闘機のコクピットにカメラを入れるのはもちろん、6台にも及ぶIMAXクオリティカメラを搭載して撮影。コクピット内の映像をさらに進化させ、CG合成を使用せずに、リアルな戦闘シーンの迫力をあますことなく伝えることに成功している。本物の戦闘機(F/A-18)に乗り込むため、俳優陣も、5か月にも及ぶ過酷な訓練を経て、ようやく撮影に着手。通常の重力の7.5倍～8倍もの強力な“Gフォース(重力加速度)”を受けながら演技する俳優たちのリアルな表情には注目だ。 物語は、現役の戦闘機パイロットを退きマッハ10を目指す極超音速テスト機のテストパイロットとなっていたマーヴェリックが、教官として古巣である“トップガン”に戻ってくる所から始まる。そこでマーヴェリックを待ち受けていたのは、トップガン卒業生のエリートパイロットたち12名。その中には、30年前の訓練中の事故で亡くした相棒、ニック・“グース”・ブラッドショーの息子、ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー(マイルズ・テラー)がいた。そしてマーヴェリックに託されたのは、実行困難と思えるほど難易度の高い、ある”極秘指令”を実現するためにパイロットを育成することだった。 監督は『オブリビオン』(13)でクルーズと組んだジョセフ・コシンスキー。脚本は、『ユージュアル・サスペクツ』(95)でアカデミー賞の脚本賞を受賞し、「ミッション・インポッシブル」シリーズでもクルーズと組んでいるクリストファー・マッカリーを始め、ホラー映画『リング(1998)』(88)のアメリカ版リメイク作『ザ・リング』(02)でブラム・ストーカー賞にノミネートされたアーレン・クルーガー、そしてエリック・ウォーレン・シンガーが共同で担当。製作には前作からのジェリー・ブラッカイマーに加えて、クルーズが自ら参加。クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソンらと共同で務める。 出演は、クルーズに加え、アイスマン役のヴァル・キルマーが続投。グースの息子ルースター役にはデイミアン・チャゼル監督の『セッション』(14)で主人公アンドリューを演じ高い評価を得たマイルズ・テラー。マーヴェリックのかつてのガールフレンド、ペニー・ベンジャミン役には、『ビューティフル・マインド』(01)でアカデミー賞助演女優賞を始め、数々の賞を受賞したジェニファー・コネリー。 そして日本語吹替では、マーヴェリック役に、クルーズの吹替でおなじみの森川智之、アイスマンには東地宏樹。ルースター役に宮野真守のほか、現役トップガンのメンバーには中村悠一、内田真礼、武内駿輔、木村昴、内田雄馬、杉村憲司、ペニー役には本田貴子と、当代の日本声優界を支える人気、実力を兼ね備えた面々が集結する。 いよいよ地上波初放送となる『トップガン マーヴェリック』。8日放送の『トップガン』とともに、世界的大ヒット作を楽しもう！ 文/サンクレイオ翼