「ママ、今日は会社休みたい...」病欠の連絡を母にさせる息子24歳...一人息子を溺愛してきた母55歳の悩み
甘やかすのが悪いわけじゃない
息子さんが不安定になってしまっているのですね。一緒に暮らしてその様子を見ているマツコさんはどんなに心配されていることでしょう。「自立させなければ」と思いつつも、いきなり厳しくするのはなかなか難しいですよね。 ご主人に「甘やかすな!」と怒られてしまったとのことですが、甘やかすことが一概に悪いことだとは思いません。コロナ禍で大学時代を過ごし、不本意な社会人デビューをした息子さんは、どんなに不安で心細い思いをしているか……。ご両親と同居できて、いざというときには頼りにできる環境にいられることは幸運ではないでしょうか。無理やり子離れ・親離れしようと突き放してしまったら、息子さんは心の準備がないまま一人で社会に放り出されることになってしまいます。 とはいえ、今のままでいいわけではありませんよね。 マツコさんもご主人も、いつまでも元気で息子さんのサポートをできるわけではありません。また、ご両親の庇護のもとに留まり続けることで、職場の人たちや友人たちから「親離れできない幼稚な人間」などとネガティブな見方をされてしまうかもしれません。 いったいどうやって、息子さんの「リハビリ」をすればいいでしょうか?
文/梅津奏 作画/Sumi 構成/山本理沙
梅津 奏,Sumi