【RISE】那須川龍心、リベンジ戦へ「今やっていることがはまればスパッと倒せる」「自分の中で変わったと感じたのはRIZINが終わってから」
■『RIZINに出て度胸が付いたね』って言われた
――前回の松本戦で松本選手より優っていた点はどこだったと思いますか? 「技の正確性じゃないですかね。今まで勢いで来ていた分そこに頼っている部分があったので、そこを数島選手とやった時に直してくるのかなと思ったら、そんなに変わっていなかったので、その正確性で優ったのかなと思います」 ――それは今まで積み上げてきたものの延長線上でそうなったのか、何かご自身の中で大きく変わった事はあったんですか? 「大きく変わったというよりは今まで積み上げてきたものですかね。やっぱり練習でできて試合でできないなんて当たり前の世界なので、それをいかに試合で出せるかっていう点ですかね。練習でやったことを試合でできた感覚が前回はあったので、今回もその感覚がはまれば上手くいくのかなとは思っています」 ――それは今までのキャリアを経てようやく自分の中で得てきたものがあったということですか? 「自分の中で練習でやってきたことを試合で出せるようになったというか、自分の中で変わったと感じたのはRIZINが終わってからなんですよ。ああいう土壇場からの逆転を経験してから、自分ではあまり気付かなかったんですけど周りのトレーナーとかから『RIZINに出て度胸が付いたね』って言われました」 ――試合でプレッシャーがかからない性格だとは思うんですけど、その辺で自分の動きを出しきれないとかではなくて、1段階上に上がった感じなんですかね? 「自分を出せるようになったんじゃないですかね。今まではセコンドの指示を聞いてそれを淡々とやるっていう感じだったんですけど、自分の考えで自我が出るようになったのかなと思います」 ――それは練習していても動きが違うんですか? 「練習の時の動きは一緒なんですけど、試合となると相手も倒しにきているし殺気がぶつかり合う中で、どう萎縮せずに出せるかというところなので、萎縮せずに自分の動きをしっかり出すっていうのは大きな成長になりました」 ――RIZINが終わって前回の試合って自信があるような感じが見受けられるんですけど、ご自身でも絶対負けないぞっていう自信がついている感覚はありますか? 「言い表しづらいんですけど、そういうところを感覚的に掴めた気がします」 ――精神的にはどうなんですか? 「普段の試合からプレッシャーがかかることがないんですけど、良いマインドできてますね」 ――MMAに挑戦したり、恋愛番組に出たりとかチャレンジする事が原動力になっているように見受けられますが、チャレンジすることの喜びはあるんですか? 「喜びというか達成感というか、色んなことにチャレンジすることで繋がってくる縁もあると思うし、チャレンジすればするほど人の輪が広がっていくので、そういうところで良いパワーを皆んなからもらっています」 ーーやっぱり挑戦するっていうのは那須川家の遺伝子なのかなって思いました。 「それもあるんじゃないですか。挑戦してみないと分からない事だらけだし、挑戦して失敗することは恥ずかしいことではないので、そこで成功しても失敗しても自分の得る事は沢山あるから、そういうところはあるんじゃないですかね」 ――今回の試合について、前回と同じような展開になるかもしれないと仰っていましたが、そうすると接戦になりそうなイメージがあります。ご自身ではそこを突き破りたいみたいなところはありますか? 「今僕が考えている展開は、僕がプレッシャーをかけて塚本選手が下がってそこで蹴ったりしてくると思うんですけど、そこの展開を変えていくことを考えています。そこを変えて自分のペースに持っていければ自分が圧倒できると思うので、そこに重きを置いています」 ――おそらく相手もそんなことを予想して練習をしていると思いますが、その上をいく自信はありますか? 「今やっていることがはまればスパッと倒せると思いますし、それがはまらなくても良い感覚で一歩ずつやりながら来れているので、そこがはまれば良い結果に繋がると思います」 ――最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。 「今回プロになって初めての大阪での試合なんですけど、相手のホームですけどしっかりここで勝って自分の価値を上げてタイトルまで突っ走りたいと思うので、皆さん応援よろしくお願いします」
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