「全身カイロ」にしたら暖房はいらない?暖房の電気代とカイロ代を比較してみるとどうなる?
冷えなどに対して有効なツボがある場所にカイロを貼ることで、全身を効果的に温めることができます。特に寒い冬の時期には、暖房とカイロ、どちらが経済的な選択なのか疑問を抱く人も多いようです。 本記事では、カイロを貼るのに効果的な場所やツボについて詳しく解説します。さらに、暖房の電気代とカイロ代を比較することで、コスパがいいのはどちらなのかも説明します。 効果的なカイロの貼り方や場所を理解して、どちらがどれくらい経済的な選択なのか確認してみましょう。
カイロを貼るのに効果的な場所・ツボ
カイロは、冷えなどに対して有効なツボがある場所に貼ることで、全身を効果的に温めることができます。特におすすめなのは、首、背中、腰、おなか、足にあるツボです。また、これらの部位には太い血管が通っていることもあり、血流を促進し、コリなどの症状の緩和も期待できます。 本項では、カイロを貼るのに効果的な場所・ツボについて見ていきましょう。 ■首【大椎(だいつい)】 カイロを貼るのに効果的な場所の一つが、首です。首を前に曲げた際に、首と背中の間に位置する骨があり、その部分には「大椎(だいつい)」と呼ばれるツボがあります。このツボは、風邪や悪寒などの症状を緩和するとされており、大椎(だいつい)にカイロを貼ることで全身が温まります。 ■背中【風門(ふうもん)】 カイロを貼る場所として、背中もおすすめです。背中の肩甲骨の間には「風門(ふうもん)」と呼ばれるツボがあります。このツボも風邪などの症状を緩和するとされており、僧帽筋という大きな筋肉もあるため、カイロを使用することで血流が促進されます。風門に自分でカイロを貼るのは難しいため、周囲の人にお願いしましょう。 ■腰【命門(めいもん)】 カイロを貼る場所として、腰も挙げられます。へその真裏には「命門(めいもん)」と呼ばれるツボがあり、その指2本分外側には「腎兪(じんゆ)」と呼ばれるツボもあります。これらのツボにカイロを貼ることで腰全体が温まり、血流が促進されるため腰痛対策としても効果が期待できるでしょう。 ■おなか【気海(きかい)】 寒いと感じるときは、おなかにもカイロを貼ることを検討しましょう。へその指2本分下には「気海(きかい)」と呼ばれるツボがあります。このツボを温めることで、コンディションが安定すると言われています。首(大椎)や背中(風門)などと同様に、おなか(気海)にもカイロを貼り、全身を心地よく温めましょう。 ■足【太谿(たいけい)】 足の内くるぶしとアキレス腱(けん)との間にあるくぼみには「太谿(たいけい)」と呼ばれるツボがあります。太谿(たいけい)は冷えに対して有効なツボとされています。また、くるぶし周辺には太い血管が通っているため、カイロを貼ることで効果的に全身を温めることが可能です。足が冷たいのが苦手な人には、特におすすめです。