今オフへの”伏線”か…単年契約を結んだ大物FA候補(2)”キーマン”と目される好打者は
レギュラーシーズンの開幕を迎えたプロ野球。昨オフには西川龍馬、山川穂高、山﨑福也がFA移籍を決断し、心機一転のスタートを切った。プロ野球選手にとってFA権の取得は自身の評価を高める機会でもあるため、FA取得前年は1年契約で勝負するケースも多い。そこで今回は、今季を単年契約で挑む大物選手を紹介したい。
佐野恵太
・投打:右投左打 ・身長/体重:178cm/88kg ・生年月日:1994年11月28日 ・経歴:広陵高 – 明治大 ・ドラフト:2016年ドラフト9位 2022年は最多安打のタイトルを受賞した佐野恵太。昨季は不振に終わったが、国内FA権取得見込みの今シーズンは、単年契約での勝負に臨んだ。 明治大から2016年ドラフト9位で横浜DeNAベイスターズに入団。プロ1年目は苦しんだが、翌2018年からは代打として徐々に出場機会を増やしていった。 2020年には、メジャー移籍した筒香嘉智(現:ジャイアンツ傘下マイナー)の後釜として4番に抜擢。自身初の規定打席に到達しただけでなく、打率.328、20本塁打、69打点の好成績で首位打者を獲得するなど、飛躍のシーズンとなった。 翌2021年にも打率.303をマークすると、2022年は161安打を放ち、最多安打のタイトルを獲得。さらなる活躍が期待された昨季も141試合に出場し、リーグ4位の安打数となる148本を記録したが、打率.264とやや寂しい数字に。 順調であれば今季中にFA権を取得予定であり、球団からは複数年契約を提示されたが、単年契約を選んだ。自身で納得のいく数字を残すことが出来るか、勝負の1年となりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部