汗をかいて熱中症予防…消防士が”過酷”な訓練 運動・訓練しなくてもサウナでOKな暑熱順化 静岡
テレビ静岡
2024年の梅雨は高温多雨の予想で、それが明ければ夏の本格的な暑さがやってきます。 熱中症の予防や暑さに負けない体作りには、あらかじめ暑さに慣れることも大切なようです。 静岡市駿河区の消防署では、隊員たちが夏の厳しい環境に体を慣らすための訓練を行っています。
暑さに慣れるための「暑熱順化訓練」
日差しが照りつける中、静岡市の駿河消防署で行われたのは暑さに慣れるための「暑熱順化訓練」です。 この訓練は暑い環境下でも市民の命を守るために、この時期に汗をかいて体を暑さに慣れさせるとともに、安全で迅速な救助活動につなげようと毎年行われています。
隊員たちの装備をテレビ静岡・入社1年目の光田アナウンサーが身に着けてみました。 光田有志アナウンサー: この防火服、熱がこもっていて着るだけでもわっとした熱気に包まれます。服全体もずっしりと重く、この上下と後ろのボンベで20kgあるそうなんです
そのまま光田アナウンサーも資機材を運ぶ訓練に参加しました。 光田有志アナウンサー: めちゃくちゃ重たいです。ハアハア(呼吸) 訓練を終えると… 光田有志アナウンサー: 暑いですとにかく暑いです。汗がぶあっと噴き出して、1周回るだけでも全身に非常に強い負荷がかかります。苦しいです
駿河消防署 東豊田出張所 勝山くるみ消防士: 男性職員にも負けたくないという気持ちと、女性だからこそ、もし災害現場に行った際に助けられる部分もあったりすると思うので、それを目標に頑張っていきたいと思います
駿河消防署・栗田正秀 消防司令長: 5月中旬くらいから実施していますのでかなり隊員たちも慣れてきたかなと思っています。日々訓練を重ねて、いざというときに対処できるような体力を作っていきたいと考えております 消防隊員たちは夏の災害現場でも迅速な救助活動ができるように、引き続き暑さに対応できる体作りに励んでいく予定です。