猛暑＆空梅雨で野菜“乱高下”　タマネギ高騰のなか…レタス77円「急に安くなり」

　連日続く暑さの影響で、野菜の価格が乱高下しています。高騰する野菜がある一方、レタスは1玉77円と異例の安さになっています。今旬を迎えたトウモロコシも空梅雨の影響で大豊作です。 【画像】スーパーイズミ社長が「今がチャンスかなと思う」野菜は

■レタス…1カ月前と比べると6割ほど安く

スーパーイズミ 五味衛社長 「タマネギですね、こちらの。先月から比べたら、1袋に対して50円から70円↑。2、3割は高い、例年に比べたら」 　タマネギは3個入りで230円。ジャガイモ、ニンジンも高温の影響でうまく育たず、価格が上っています。 50代 「タマネギは炒めてもいいし、煮てもいいし、みそ汁にしても何でも使えるので。普段使う食材なので、上がっちゃうと困っちゃう」 20代 「なかなか高いと、買いにくいと思ったり、1人で経済的に回すのが大変」 　一方で…。 五味社長 「逆に今は夏野菜。ズッキーニをはじめ、レタスとかナスとかピーマンとか、急に安くなったので、今がチャンスかなと思う」 　なかでも、際立って安いのはレタス。群馬産は1玉77円（税込み83円）。1カ月前と比べると、6割ほど安くなっています。さらに、大きさも違います。 五味社長 「レタスは、こういう形でかなり大きいと思う。大体18個入りだよ。（サイズが大きいため）これ12個入りだから」 「（Q.もうパンパン。12個だけで）もう、いっぱいですからね」 　旬を迎えたトウモロコシは1本99円（税込み106円）。一番のおすすめです。 五味社長 「非常に暖かくていいのは、今が旬のトウモロコシ。水分もあまり食っていなくて糖分もある。すごく甘くて、みんな喜んでます」

■今年の天候は…トウモロコシに適した環境

　27日まで4日連続で真夏日を観測した東京・八王子市を訪ねました。 中西ファーム　従業員 荒井孝久さん 「こちらがトウモロコシ畑になります」 　フルーティーで強い甘みが特徴の「恵味（めぐみ）スター」という品種。収穫期を迎えたトウモロコシを見せてもらうと、プリプリにふくらんだ粒が先端までぎっしりありました。 荒井さん 「雨が適度に降って、晴れの日も多かったので、受粉もうまくいって。よくできてる」 　今年の天候は、トウモロコシにとって適した環境でした。 　トウモロコシは茎のてっぺんにあるおしべから花粉が落ちて、「ひげ」とも呼ばれる、めしべにつくことで受粉します。 　雨が続くと、花粉が落ちにくくなり受粉ができず、実が入りません。しかし、梅雨入りが遅れた今年は…。 荒井さん 「ちゃんと実も張っていて。粒も先端まで詰まっているので、とても良いと思う。こんなに完璧にできたのは久しぶり」 　八王子市は、今月中旬の最高気温が29.2℃と例年よりも3℃高く、トウモロコシが大豊作になっているのです。 　もちろん味も申し分なく、糖度はメロンと同じくらいの16度。とれたてを生のままいただきます。 　味は甘く、水分があふれてくるようなみずみずしさです。生でもおいしいです。 　皮を3枚ほど薄くつけたまま茹でると、ふっくらとして、より甘味が強く感じられるということです。 荒井さん 「結構、味も良いと評判なので、近隣のお客様が楽しみにしてくれているのでうれしい」 　トウモロコシは、29日午前11時から八王子市の中西ファームで売り出されます。先端まで実がしっかり詰まった、糖度抜群のトウモロコシが、お買い得に手に入ります。 ※土日祝日のみ開催 （「グッド!モーニング」2024年6月28日放送分より）