台湾で地震 死者4人、57人がケガ 建物崩壊・土砂崩れも
台湾の気象当局によりますと日本時間の3日午前8時58分、花蓮県沖を震源とするマグニチュード7.2の地震がありました。台湾東部の花蓮県では、建物が崩れるなど大きな被害がでていて、これまでに4人が死亡、57人がケガをしています。 台湾東部、花蓮県で撮影された地震発生時の映像です。幹線道路の街灯が左右に大きく揺れています。 撮影者「あっちのビルが倒れたぞ」 花蓮県内のビルでは押しつぶされるように建物が崩れて傾き、はしごなどを使って閉じ込められた人の救助活動が行われました。この地震の影響で土砂崩れもおきていて、現地からの映像では道路に向かって山肌が崩れ、巨大な土煙が一帯を覆っているのが確認できます。 また、花蓮県の中心都市、花蓮市につながる山沿いの道では、トンネル付近の道が崩壊し、通れなくなっています。他の場所でも、多くの落石が確認できます。 台湾の消防当局によりますと、これまでに落石などで4人が死亡、57人がケガをしたということです。 揺れは台北市など台湾全域で観測され、台湾メディアは地元当局の発表として、1999年の台湾地震以来最大規模の地震だと報じています。