富山県内の今年の出来事を振り返るプレイバック2024 1月から6月までパート2
富山テレビ放送
4月、地震の被害が心配されたシロエビ漁が解禁。 漁は出足から不調。 今シーズンの水揚げ量は過去最も少ない193トンに留まりました。 地震による海底地すべりが影響したとみられています。 地震の影響はこんなところにも。 *花見客 「ブルーシートも張ってあって地震の名残を感じながらの花見になった」 富山市の桜の名所松川べりの歩道に亀裂が。 城址公園内は立ち入りが禁止され、いつもと少し違う花見を余儀なくされました。 いつもと変わらない富山の春も。 全国から集まったチンドンが富山に元気を届けました。 押し寄せる少子化の波。 定員割れが続いていた高岡法科大学が来年度から学生の募集を停止すると発表しました。 *在学生 「信じられなかった。大学としての仕事をやっていっていただければ」 受験生の定員割れが続く中、新たな動きも。 南砺平高校は県立高校で初めて、生徒の『全国募集』を来年度からスタートさせます。 能登半島地震発生から3カ月余り。 液状化の被害が大きかった氷見市で、復旧の工法を検討するため、地質調査が始まりました。 *住民 「ここに離れた人が戻ってくるだけでなく、他からも人が集まるような、そんな場所に。ボーリング調査はその一歩」 5月。 県の人口がついに100万人を割り込みました。 ピークだった1998年から26年で12万人以上減少しました。 出生数も過去最少に。 去年1年間に県内で生まれた子どもの数は初めて5千人台になりました。 地震による液状化被害で、開催が危ぶまれた伏木曳山祭。 無観客、規模縮小ながら、復興を願い伝統の「かっちゃ」が行われました。 *伏木の住民 「被災がひどい伏木でもこれだけのことができるということを見せていきたい」 *リポート 「若田容疑者を乗せたとみられる車が富山西警察署を出ました 身柄が検察庁へ送られます」 今年は、公務員の不祥事が相次ぎました。 5月には、富山市の職員と消防士がガールズバーを経営し、無許可で客に接待をしていたとして逮捕。 その後も、盗撮、窃盗、酒気帯び運転など、公務員の不祥事が続く異常事態となっています。 *リポート 「今2人で泥をかき分けてさがしています。大きくはねています。1メートルほどでしょうか。アリゲーターガーとみられる魚がつかまりました。捕獲されました」 本来いるはずのない外来生物。 ペットとして飼われていた個体が大きくなり、捨てられたものと見られています。 *リポート 「男性はこちらを通って助けを求めたと見られています。現場には血痕のようなものもいまだ残っています」 6月、富山市で高齢の男性がクマに襲われ、大けがをしました。 去年秋、クマによる人身被害が多発した富山市。 今年は、6月の目撃・痕跡情報が85件にのぼり、2005年の統計開始以来最も多くなりました。 ※県警 石井敬千本部長(当時) 「詐欺多発非常事態宣言を発出」 後を絶たない特殊詐欺。 今年、被害が急増しています。 SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺と合わせた被害額は、6月末で去年の2倍となり、県警が異例の非常事態宣言を出しました。 「闇バイト」による強盗事件も後を絶たない2024年。 社会に不安が広がっています。
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