怪我に苦しんできたペドリが前半戦はフル稼働 “新・スペイン黄金期”へ中心になるべき実力者の躍動
テクニックは一級品
今季前半戦で、バルセロナにとって最大の収穫かもしれない。怪我に悩まされてきたMFペドリ(22)がここまで全てのゲームに出場できているのだ。 今後も酷使は禁物だが、ひとまずペドリは今季ここまでリーグ戦19試合、チャンピオンズリーグも6試合に出場。9月からスタートしたUEFAネーションズリーグにもスペイン代表として6試合に出場していて、ここまでは怪我なく戦えている。 敗れてしまったが、21日のアトレティコ・マドリード戦では美しいタッチから得点も記録。ここまでリーグ戦では4ゴール2アシストの成績を残しており、これは昨季の数字と全く同じだ。今季はさらなる数字が望めるだろう。さらにアトレティコ戦では走行距離13.5kmと運動量も抜群だった。 10代の頃から才能が絶賛されてきたペドリは、2020-21シーズンにクラブで52試合、さらにシーズン終了後の6月にEURO2020、それが終わった7月からは東京五輪に参戦するなど、大忙しのシーズンを過ごした。その影響からか、その後は負傷トラブルが頻発。昨季も怪我に悩まされていて、なかなかフル稼働できないシーズンが続いてきたのだ。 そこから考えると、リハビリを乗り越えた今季は充実の前半戦になっていると言える。スペイン『Mundo Deporitvo』も2025年が楽しみになる前半戦だったとペドリを称えていて、やはりその才能は特別だ。 EURO2024を制したスペイン代表には再びの黄金期到来も期待されているが、ペドリはそこで中心となるべき実力者だ。まだコンディション調整には細心の注意を払うべきではあるが、怪我なく戦えているペドリの姿にバルセロナサポーターも特別な思いがあるはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部
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