【バスケ日本代表】パリ五輪8強入りへ始動 加熱する代表争いにホーバスHC「もうちょっと見たい」
3Pやリバウンドを強化 オーストラリアに「当たり前に勝ちたい」
今月末のオーストラリア戦や7月に行われる韓国戦を経て、パリ五輪に挑む日本代表。合宿ではパリ五輪での対戦が決まっているドイツ(同3位)やフランス(同9位)への対策を講じており、「新しいオフェンスもディフェンスも」練習していると指揮官は話す。特に課題として取り組んでいるのは3Pシュートとリバウンドであり、チーム全体でレベルアップに注力している。 「ワールドカップでの足りない部分、シューティングとリバウンディングはフォーカスしています。足りない部分はそれです。リバウンドはいつもです。ワールドカップでも3Pパーセンテージは31%。あれでは絶対に勝てない。3Pパーセンテージが上がらないんだったら絶対ドイツには勝てないと思う。トップレベルチームには(3P成功率が)40%近くあったら、すごくチャンスがある」 パリ五輪での8強入りを目標に掲げるアカツキジャパンだが、その第一歩としてホーバスHCが目指すのはオーストラリア戦での勝利だ。渡邊雄太と八村塁のNBA組は規約により参加できないものの、W杯で苦杯をなめさせられた相手に現メンバーでリベンジを誓う。 「オーストラリアは若いメンバーも結構来ますから、当たり前に勝ちたいです。このメンバーで勝つ。少しずつ日本のバスケットは強くなって、自信もある。オーストラリアは素晴らしい国、素晴らしいバスケットをしますけど、負けたくない。去年のワールドカップでオリンピックの切符を勝ち取った。そこから始まって、今年の2月の中国戦に勝って。うちのレベルが少しずつ上がっている。だからオーストラリアに勝ちたいんですよ。次のステップがそれ。ステップアップしたい。本当に日本のみんなの前で、日本で、いい試合をしたい。勝ちたい。みんな同じ気持ちがあると思う。目標はオリンピックのベスト8です」 強豪国との試合に勝利し、パリ五輪へ勢いをつけられるか。アカツキジャパンの戦いはここから始まる。
滝澤 俊之