ソフトバンク石川柊太「開幕ローテに入っていないから『何だよ』とか1ミリも思わない」ウエスタン阪神戦で5回無失点 最速149㌔で6奪三振
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク6―0阪神(29日、タマスタ筑後) ソフトバンクの石川柊太投手(32)が2番手で登板し、5回を2安打無失点と好投した。 ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 先発の大津に代わって4回にマウンドに上がると、テンポのいい投球で5回まで2イニング連続で三者凡退。7回は2安打と死球で1死満塁のピンチを招いたが、戸井を外角のカットボールで三ゴロ併殺に仕留めた。 69球を投げ、最速は149キロをマーク。6三振を奪った。「序盤は真っすぐが良かった。後半はクイックで死球を出してしまい、フォームのずれがちょっと出てきてしまった」と収穫と反省を口にした。 春季キャンプ中に右前腕部の張りを訴えて出遅れた。その後は調整を続けてきたが、27日の練習で倉野投手チーフ兼ヘッドコーディネーターが「競争はここまで」と話したといい、開幕ローテ入りはならなかった。 「自分の中ではどこでもチームの力になればいい。誰かが打たれたら励ませばいいし、抑えたら喜び合えばいい。自分が開幕ローテに入っていないから『何だよ』とか1ミリも思わないし、そういうことじゃない戦いをしていきたい」。 通算49勝を誇り、2020年には最多勝と勝率1位の投手2冠に輝いた。昨季は8月18日の西武戦で自身初のノーヒットノーランも記録。4年ぶりのリーグ優勝と日本一を果たすには、実績十分な右腕の力が必要不可欠だ。(浜口妙華)
西日本新聞社