会計士投資家が教える「倒産予備群」を見抜く四季報ワザ
株を保有していた企業が倒産して、株は紙切れ同然に。そうならないために『会社四季報』でチェックしておくべきポイントをまとめました(イメージ写真:mits/PIXTA)
アメリカやイギリスをはじめ、世界各国で高水準のインフレが進み、それに対抗するための利上げが続いています。 利上げというのは景気の過熱を抑え、これ以上インフレが進行しないために行うものです。わかりやすく言えば、利上げにより「景気を悪化させる」方向へもっていこうとしているわけです。 不景気になれば、企業業績が悪化して株価も下落しますし、上場企業であっても倒産が増えます。実際、2008年にリーマンショックが生じたあとは、多くの上場企業が倒産しました。 自分の投資先企業が倒産してしまえば、株価はほぼゼロ近辺まで下がってしまい、実質的に無価値になります。倒産しなければ、株価が下がっても我慢して持ち続けていればいずれ復活して株価も戻るかもしれませんが、倒産してしまってはその一縷の望みもかないません。 ですから、株式投資を行う際には、投資対象とする企業の倒産リスクはしっかりとチェックする必要があります。
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足立 武志