シード争い最終戦 MR50位の濱田茉優は予選落ち 逆転狙う堀琴音、脇元華は上位で最終日へ
<大王製紙エリエールレディス 3日目◇18日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71> 10ヤードアップは間違いなし! 脇元華が飛距離アップした”地面反力”のやり方【動画】 国内女子ツアーの2023年シーズンは、今大会を含め残り2戦。最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は今季優勝者やメルセデスランキング(以下、MR)上位者ら限られた40名しか出場できない大会。そのためMR上位50位に付与される来季のシード権争いは今週で決まる。3日目は悪天候により中止となり、54ホールに短縮。残り1日が勝負となる。 3月の「ダイキンオーキッドレディス」で開幕してから、今季初優勝を遂げた櫻井心那や神谷そら、蛭田みなみ、リ・ハナ(韓国)、未勝利ながらMR9位につける桑木志帆、同22位の竹田麗央らが初シードを確定させている。また、吉本ひかるや永峰咲希らシード復帰組も合わせるとシード選手の顔ぶれは10人以上が入れ替わることになる。 今季のシード保持者で予選落ちに終わり、シード喪失が決まって選手もいる。昨年11年ぶりにツアー2勝目を挙げた金田久美子は、MR63位で今大会を迎えたが、2日目の9ホールを終えた時点で体調不良により棄権。ポイントを加算できずに1シーズンでシードを手放した。 ほかにもMR50位圏外で今大会を迎えて予選落ちに終わったセキ・ユウティン(中国)、黄アルム(韓国)、岸部桃子、植竹希望、小倉彩愛のシード喪失が決まった。 予選ラウンドが終わり、前戦終了時点のMR45位の全美貞(韓国)、同46位の天本ハルカ、同47位の金澤志奈、同48位の笠りつ子、同49位の川崎春花は決勝ラウンドにコマを進めたが、同50位の濱田茉優は予選落ち。 逆転シードを狙う選手としては、同51位の宮沢美咲は予選落ちでシード入りは消滅、同53位の小滝水音は欠場(優勝シードは保持)。同52位の柏原明日架は47位タイ、同54位の脇元華は10位タイ、同55位の堀琴音は6位タイ、同56位の鶴岡果恋は25位タイ、同58位の浜崎未来17位タイで予選通過しており逆転に望みをつなぐ。 現在、濱田は446.01ptを獲得しており、ここが一つの目安となる。4日間の今大会は優勝すれば300pt、2位で180pt、10位で61.5pt 、20位で30.0pt、30位で15.0ptなどとなる。 濱田を逆転する最低条件として柏原(410.10pt)は単独18位以上。脇元(390.60pt)と堀(389.41pt)は単独11位以上、鶴岡(376.08pt)は単独8位以上、浜崎(364.53pt)は単独5位以上。また、MR80位で迎えた宮田成華は3位タイで週末にコマを進めている。自身初の優勝を遂げれば50位以内に滑り込む可能性もある。 まだ獲得賞金で争っていた2019年、濱田茉優は50位で今大会を迎えたが予選落ち。結果を待つだけの2日間だったが、後続に抜かれることなく50位でシードを確保した経験もある。残り1日間の熱い戦いから目が離せない。 【主なシード争いの選手】(カッコ内は3日目を終えた順位) 45位 全美貞 (25位タイ) 46位 天本ハルカ(17位タイ) 47位 金澤志奈 (36位タイ) 48位 笠りつ子 (36位タイ) 49位 川崎春花 (6位タイ) 50位 濱田茉優 (予選落ち) 51位 宮澤美咲 (予選落ち) 52位 柏原明日架 (47位タイ) 53位 小滝水音 (欠場)※優勝シード保持者 54位 脇元 華 (10位タイ) 55位 堀 琴音 (6位タイ) 56位 鶴岡果恋 (25位タイ) 57位 大出瑞月 (予選落ち) 58位 浜崎未来 (17位タイ) 59位 仲宗根澄香 (予選落ち) 60位 平岡瑠依 (予選落ち) 62位 サイ・ペイイン(25位タイ) 63位 金田久美子 (棄権) 80位 宮田成華 (3位タイ)
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