仙台市の秋保地区に国内最大級の太陽光パネルの製造工場などを建設する構想について、地元の町内会などが、市に対して計画の中止を求める陳情書を提出しました。 【写真を見る】「大変な負の遺産になるのかな」太陽光パネル工場建設構想に町内会や温泉組合が中止求める陳情書　仙台 仙台市役所を訪れたのは秋保地区の町内会や温泉組合など10の団体で郡市長に陳情書を手渡しました。 この構想は太白区秋保町のおよそ600ヘクタールの山林に、沖縄の合同会社が国内最大級となる太陽光パネルの製造工場や太陽光発電所を建設するものです。 陳情書では、工場建設に伴う森林伐採は地域の景観や農業、観光などに影響するとして業者に中止を働きかけるよう求めています。 秋保小学区連合町内会　大江広夫会長 「私たち住民にとってみたら大変な負の遺産になるのかなと思います。観光にいらっしゃる方々、里山や自然を期待してきた方にとっては、そういった景観っていうのはマイナスになっていくんじゃないか」 陳情書を受けとった郡市長は、事業者から連絡は、受けていないとしたうえで「森林伐採による市民の生活への影響を含め、計画の把握に努めていく」と述べました。