【安田記念・好走の理由】武豊ナミュール復活2着に高野調教師「肉体というよりはメンタル」
[GⅠ安田記念=2024年6月2日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝1600メートル] 4番人気のナミュールが2着に入り、ヴィクトリアマイル8着から見事に巻き返した。 前走時と同様遅れ気味のスタートだったが、4角を抜群の手応えで回ると、上がり3ハロンはメンバー最速の32秒9。光速の末脚で追い込んだ。先に抜け出したロマンチックウォリアーに半馬身及ばなかったが、この馬らしい鋭い末脚が戻った。武豊は「レース前から落ち着きがあって、雰囲気は良かったです。いいレースができました。ただ、勝てなかったことが残念。悔しいです」。 不可解な敗戦となった前走とはまったく異なるレースぶり。高野調教師は「前走とはリカバリーの仕方が違いましたし、返し馬も全然違っていて、今日は走ってくれそうだなと思って見ていました。明確な答えはつかめていませんが、肉体というよりはメンタルだと思います」。 勝ったロマンチックウォリアーについては「すごい馬ですね。さすがだと思います。悔しいけど、仕方ないかな。ナミュールの強さの一端を示せたのは良かったと思います」と強さに脱帽していた。
東スポ競馬編集部