桂雀々さん死去、64歳…師匠譲りの派手な身ぶりと気迫あふれる語り・ドラマ「陸王」出演も
気迫あふれる語りで観客を魅了した落語家の桂雀々(かつら・じゃくじゃく、本名・松本貢一=まつもと・こういち)さんが20日、肝不全で死去した。64歳だった。葬儀は近親者で済ませた。 【写真特集】亡くなられた方々 追悼2024年
大阪市出身。1977年に上方落語家の桂枝雀に入門し、師匠譲りの派手な身ぶりの高座で人気を集めた。87年にはNHK新人演芸コンクール落語部門で最優秀賞を受賞。
2011年には活動の拠点を東京に移した。各地の大ホールで照明や舞台装置を駆使した「スーパー落語」を演じ、評判を呼んだ。
俳優としても活躍し、TBS系ドラマ「陸王」、NHKBSドラマ「贋作(がんさく) 男はつらいよ」などに出演。父親がギャンブル依存症だったことを公表し、啓発活動にも参加した。
今月、糖尿病のため年内の落語会を休演すると所属事務所が発表していた。