THEカルテット、初のオリジナル曲発売へ デビュー・ミニアルバム「アカシヤの下で/すずらん」
昭和歌謡の名曲をレパートリーに活動するユニット「THEカルテット(旧名・歌声カルテット)」がデビュー3年にして初のオリジナル曲「アカシヤの下で/すずらん」を、20日にデビュー・ミニアルバムとしてCD発売する。 同曲は、故郷をテーマに楽曲を発表していこうと企画した「日本の『こころの歌』」シリーズの第1弾。今回は北海道のFMラジオ局カロスサッポロの協力を得て、リスナーから募集した北海道にまつわるエピソードをモチーフに、ヒットメーカーの作詞家山田ひろしさん、作曲家の森正明さんと松本俊明さんが2作品を完成させた。 目指すは全国47都道府県、47曲の日本のこころの歌。第2弾は名古屋地区をモチーフにした新曲を予定している。バリトン担当の加藤凱也(がいや)は「全国で〝こころの歌作り〟を展開し、さらに多くの方々にお届けする予定でおります」と張り切っている。 ユニットは「歌で日本を元気に」をコンセプトに2021年に「歌声カルテット」として結成された。加藤と同じ、東京芸術大学声楽科出身のテノール、江上怜那の2人の男性ボーカルを中心に、ピアノの片山裕子とバイオリンの桜井雅彦を加えた4人で活動中。ピアノとバイオリンは不定期でメンバーを入れ替えている。 「日本の『こころの歌』」シリーズとして発案した初のオリジナル曲制作は、ユニットのさらなる進化と知名度アップなどを狙っての試み。オリジナル曲の初リリースに合わせ、10月にユニット名も世界での活動をにらんで、「歌声カルテット」から「THEカルテット」に改名した。江上は「唯一無二の4人組としてグループ名を新たに『THEカルテット』にしました。さらに活動の場を広げ、新たなステージへと進んでいきたいと思います!」と意気込んでいる。
中日スポーツ