【男子バレー】石川祐希のペルージャ、強豪撃破でリーグ首位タイに浮上!クラブ幹部も唸る活躍で逆転劇に貢献「イシカワが入って好転した」
3セット目は、ミキエレットの連続得点でトレンティーノが接戦を抜け出し、14-17とリードする。しかし、そこからペルージャはプロツニスキーのエース3本を含むサーブで4連続ブレークに成功して一気に逆転。終盤、3選手にサーブミスが出るなどして混戦へ突入するも、再びプロツニスキーが強烈なアタックとブロックを決めて逃げ切りセットを連取した。 第4セットをブロックアウトでスタートさせた石川は、ネットから距離のあるセットを打ち抜き続けざまに得点。守備でもチームに勢いを呼び込む。徐々にリードを広げたペルージャは、ロセルの連続エースで追加点。石川がレフトからクロス方向へ豪速弾を沈めてさらに相手を突き放すと、アンジェロ・ロレンツェッティ監督は、“よくやった!それだ!”とばかりに、人差し指を背番号14へ向けた。最後はトレンティーノのサーブがネットにかかり試合終了。優勝候補2チームの激闘はペルージャに軍配が上がった。 石川は、1セット目後半からの出場で、15得点(アタックのみ)を記録。マルチな活躍で完全復帰をアピールした。 ペルージャは、5連勝で並ぶピアチェンツァが今節をフルセット勝利で終えたことで、勝点でも並び首位タイへ浮上。ジーノ・シルチ会長は、「イシカワがいなかったらフルセットマッチの可能性が残り、勝点3を獲得できなかったかもしれない。スポンサーの資金援助により選手層を厚くできたことが大きく、イシカワが入って好転した2セット目以降がそれを物語っている」と結果次第で2位もしくは3位に甘んじたかもしれない試合を振り返り、石川獲得の成果を力説した。 ペルージャは次戦の前半第6節(日本時間11月4日午前4時30分開始予定)で、5位ルーベ・チヴィタノーヴァをホームで迎え撃つ。 構成●THE DIGEST編集部
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