アレックス・リンスのRC213V

　MotoGPに参戦するLCRホンダは、アレックス・リンスが第18戦マレーシアGPと第19戦カタールGPを欠場すると発表した。 【画像】アメリカズGPではホンダでも優勝を記録した 　リンスは今年6月の第6戦イタリアGPでクラッシュすると、右足を骨折。復帰までは長期間を要し、第14戦日本GPから走行を再開させ、第15戦インドネシアGPでレース復帰を果たした。 　しかし右足の痛みが続いていたため第16戦オーストラリアGPは欠場。その後再び診察を受けた結果、骨折した腓骨付近のヘルニアが原因だと判明したことから、再び手術を受けた。 　そのため第17戦タイGPは欠場していたリンスだが、シーズンの最終盤となるマレーシアGPとカタールGPも続けて欠場することがチーム側から発表された。 　なおリンスは最終戦バレンシアGPでの復帰を目指している。彼は今年LCRに加入したばかりだが、すでに2024年はヤマハへと移籍することが決定済み。今年は3分の1もレースに出場できていない状況にあるが、LCRホンダでの最後のレースに無事出場できるだろうか？ 　またバレンシアGP終了後にはポストシーズンテストも予定されている。回復が順調なら、リンスはここでヤマハYZR-M1を初めて乗る機会を得ることになるだろう。