そごう広島店は13年ぶり元日休業 商業施設で年末年始の営業縮小の動き
広島県内の主な商業施設で、年末年始の営業時間を縮小する動きが広がっている。百貨店のそごう広島店(広島市中区)は13年ぶりに元日を休業する。大みそかの閉店時刻を昨年から1時間早めるスーパーも。人手不足の中、従業員の働き方に配慮する狙いもある。 【一覧】広島県内の主な商業施設の年末年始の営業時間 「2025年元日は休業いたします」。そごう広島店は入り口にこんな看板を出している。そごう・西武(東京)は運営する全店で13年から元日に営業していたが、広島店と西武池袋本店、西武渋谷店、西武秋田店が休業する。 広島店によると、専門店街パセーラや紙屋町地下街シャレオなど、元日に休業する近くの商業施設に合わせた。従業員が家族と過ごす時間を確保する狙いもある。 2日の初売りは午前9時開始と、通常より開店を1時間早める。広島店は「従業員が元日にしっかり休み、2日から元気に初売りに臨めるようにする」と説明する。福屋(中区)と広島三越(同)は引き続き元日に休業する。 スーパーのエブリイ(福山市)は、12月31日の閉店時刻を午後4時にした。昨年、1時間早めて午後5時にすると、従業員から「大みそかに家族と楽しく食卓を囲めた」と好評だった。接客の質が高まる効果も実感し、さらに早める。市場が休みになる1~4日も従来通り休業にする。
中国新聞社