〈公衆プールでの“迷惑”性的行為〉子連れ客が激怒!「更衣室のカーテンは閉めないでください」の張り紙も効果薄で…施設担当者は「客足が遠のいた」「でも明らかなルール違反でないと注意できない」
風俗店による無断キャンペーンも
このほかにも、都内近郊にある某県の民間業者が運営する某プールは2017年くらいまで「フンドシ姿で泳ぐ古風な男性客」が目撃される、知る人ぞ知るプールだったという。同施設における運営会社の担当者は、7月のプール開きに向けて忙しいなか、取材に応じてくれた。 「もともとこちらは立地的に外国人のお客様が多く、プールサイドにはビキニの紐を外してうつ伏せで日焼けを楽しむ女性客や、ブーメラン型の水着をはく外国人男性がいらっしゃるなど、グローバルな雰囲気のプールでした。 そこに紛れて、いつしかフンドシやTバック、極小の競泳水着といった露出の多い水着を着用する日本人男性客も増えてきたので、2017年にそれらの着用を禁止しました」 この担当者によれば、かつて同施設の近くにある風俗店で、プール名を悪用されたこともあったという。 「この風俗店では、私どものプールを利用したり、プール内での写真を見せたりしたらサービス料金を割引します、というタイアップ的なキャンペーンを勝手に実施されてしまったことがあったんです。 とある男性の施設利用者から『風俗店側では割引してくれたんだけど、プール利用料も割引してくれる?』と聞かれたことで発覚しました。利用料の割引と言っても、うちの利用料金は1時間200円と決して高くないのですが……」 この件について、風俗店側に苦情は入れなかったという。 「苦情を入れることでお店と関わってしまうのも当社としては本意ではありませんから」 ただ、「一度ついてしまったイメージを払拭するのは、そう簡単ではない」とこの担当者は肩を落とす。 「とくにお子様連れの親御さんから『イチャイチャしないでほしい』といった厳しいご意見を伺います。しかし、我々としては明らかなマナーを違反していなければ、『やめてください』と注意することはできません。 不適切な行為をする方がいるせいで、それ以外のお客様の足が遠のいたのも事実です。引き続き、お客さまの安心と安全のために、警備員の巡回と監視を強めて対応するほかに手段はありません」