【阪神】育成1位工藤泰成が藤川監督への弟子入り熱望「自分のストレートに足りないもの何かを」
阪神育成1位の四国IL・徳島の工藤泰成投手(23)が藤川監督への弟子入りを熱望した。27日は徳島市内のホテルで入団交渉に臨み、支度金300万円、年俸300万円で仮契約を結んだ。「息の長い選手でいられた要因や自分のストレートに足りないものは何かを指導してもらいたい」。直球を武器に40歳まで現役を続けた指揮官からエキスを吸収するつもりだ。 阪神ではまだ育成ドラフト指名から1軍公式戦登板を果たした右腕がいない。球団史上初の快挙達成も狙う最速159キロ右腕は「1日でも早く支配下に上がります」と宣言。父がファンだった巨人との対戦に向けて「(阪神ファンの)熱のこもった応援が魅力的。一番熱い試合だと思っている。負けたくないので勝ちに貢献できるような投手になりたい」と燃えている。(金額は推定) ▽阪神山本スカウト(担当した工藤について)「自主トレからキャンプに向けて強靱(きょうじん)な体を作ってピッチングの精度を安定させてほしい」 ◆工藤泰成(くどう・たいせい)2001年(平13)11月19日生まれ、秋田県秋田市出身。渟城西小3年から野球を始め、能代一中では投手と遊撃手でプレー。明桜から東京国際大を経て24年から四国IL徳島に入団。最速159キロの直球が武器でスライダー、カットボール、フォークなどを操る右腕。入団1年目の今年は最多勝を獲得。趣味はサウナ、登山。177センチ、82キロ。右投げ左打ち。