「大きく上昇遂げた年に」 インサイダーでゲスト招かず 東証大納会
日本取引所グループ(JPX)傘下の東証は30日、年内最後の取引を締めくくる大納会を開いた。JPXの山道裕己最高経営責任者は、日経平均株価が最高値を更新した今年の株式市場に関し、「1年を通じ大きく上昇を遂げた年となった」と振り返った。ただ、今年は東証で元社員(懲戒解雇)のインサイダー取引への関与が発覚。大納会は恒例の特別ゲストを招かず開催した。 過去のゲスト不在は新型コロナ禍だった2020年末のみ。来賓による打鐘も行わなかった。山道氏は「深くおわび申し上げる」と謝罪した。