鹿児島市電の脱線事故により見合わせていた谷山電停の使用が１０月５日から再開され、初めての平日となった７日朝、通勤、通学客からは安堵の声が聞かれました。 この事故は１０月３日、鹿児島市電が谷山電停から約３０メートル手前で脱線したものです。 乗客乗員合わせて約２０人に、けがはありませんでした。 事故原因について鹿児島市交通局は、線路の切り替えポイントに差し掛かる前のカーブで、遠心力により車両に横向きの力が加わり脱線したと明らかにしました。 轟木康陽記者 「脱線した線路のレール２本のうち、内側に取り付けられたレールが今回新しく設置された脱線防止用のレールだということです」 事故原因の特定と対策を施したことをうけ、５日夕方からは谷山電停の利用も再開され、初めての平日となった７日朝、通勤通学客からは安堵の声が聞かれました。 市電の利用者 「（電車が）来てよかった。ありがたい」 「出発時刻が遅れたりすることがあったので、（谷山電停が利用できると）違うなと思った」 「金曜日は大変で、来週はどうなるかなと心配していたから良かった」