【日本ハム】攻撃のバリエーションがさらに広がるか、注目の「打てる捕手」の存在とは
日本ハム・郡司裕也が8月28日、エスコンフィールドで行われた楽天戦で今季初マスクを被った。この日ベンチスタートとなった郡司は、8回に先発マスクをかぶった伏見寅威の代打で打席に立つと、そのまま9回の守備へ。先頭打者に二塁打を浴びたが、何とか無失点で切り抜けた。シーズン116試合目にして初のキャッチャーとしての出場となった。 【動画】清宮は西武戦で先制3ランを放ち、今季10号をマークした 本職はキャッチャーの郡司だが、今季から出場機会増加の為新たに挑戦したサードでの出場がほとんどで、今やサードのレギュラー定着というところまで来ている。だが、日頃からファンの間では、やはり本職でマスクを被る郡司の姿が見たいという声も多く飛んでおり、キャッチャー・郡司がコールされると球場は大いに沸いた。 現状日本ハムのキャッチャー事情は、伏見と「打てる捕手」田宮裕涼の2選手が担っている。昨季途中から日本ハムに加入した郡司は、これまでサードに加えファースト、レフトそしてDHでの出場が多い。 そして現在の打線においては水谷瞬やフランミル・レイエスといった新たな戦力の台頭、30日の西武戦で先制3ランを放った清宮幸太郎も状態を上げてきている。ポジション争いは激化しており、コンスタントに安打を重ね勝負強く、チームバッティングも出来る郡司においてもときにスタメンを外される機会もある。 新庄剛志監督も今回の「捕手・郡司」は今後を見据えての起用としているが、そうすることで、空いたサードには清宮を置き、就く機会の多かったファースト、レフトにはそれぞれマルティネス、水谷を起用することができ、DHにはレイエスを置くなどさらに攻撃的なオーダーにつながる可能性も出てくる。 就任3年目にして、いよいよ力強さが増してきたチームで、勝負の9月に向け、新庄監督がどんな手を打ってくるのか。今後も注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]