【侍ジャパン】藤平尚真が5戦連続0封 奪三振率は驚異の19・8「ここを乗り越えればもう一つ成長できる」
◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 スーパーラウンド 日本9―6ベネズエラ(22日・東京ドーム) クイックから放たれたこん身の153キロ直球が外角いっぱいに決まると、楽天・藤平尚真投手(26)は雄たけびを上げた。9―5の8回2死。レイエスを見逃し三振に仕留め、完璧投球。またもやスコアボードに「0」を刻んだ。21日の米国戦からの連投で完璧投球を披露し「連投した次の方が状態がいいことは自分でもわかっていた。昨日(21日)よりもアジャストできましたし、ボールも今日の方がよかった」と汗を拭った。 今大会は勝ちパターンの一角を任され、チーム最多5登板。「意気に感じるところはすごくありますし、そういう中でプレッシャーもすごくかかりますけど、ここを乗り越えればもう一つ成長できるなと思って投げています」。17日のキューバ戦(台湾・天母)では大勢に代わって9回を担いセーブを挙げるなどフル回転。任された5戦全てで無失点と仕事を全うしている。 威力のある直球で押し込み、フォークとのコンビネーションで三振を量産。ここまで打者15人に対し、11Kで奪三振率は驚異の19・8となった。ベストナイン救援部門の有力候補に浮上した右腕は24日の決勝戦の登板の可能性もある。「中継ぎみんなで頑張っていきたい。あと2試合頑張っていきたい」
報知新聞社