証拠品の箱わな（行橋警察署）

福岡県行橋市の川でネコを溺死させたりネコの死骸を川に捨てるなどした疑いで、６６歳の男が逮捕・追送検されました。 廃棄物処理法違反の疑いで５月に逮捕されたのは、行橋市で農業をしている男（６６）です。 行橋警察署によりますと、男は今年２月から３月にかけて、行橋市の祓川（はらいがわ）にアライグマ１匹の死骸とネコ２匹の死骸を捨てた疑いです。

証拠品のひもとキャットフード（行橋警察署）

その後の警察の調べで、このほか、今年３月に５回に渡り、行橋市の祓川で箱わなに入ったネコを水中に沈め、あわせて６匹を死なせた動物愛護法違反の疑いのほか、同じく３月に４回に渡り、ネコあわせて４匹の死骸を捨てた廃棄物処理法違反の疑いも判明し、検察に追送致しました。 男はキャットフードでネコを箱わなにおびき寄せ、そのまま川に沈めていたということです。

男がネコを溺死させたとみられる現場の川（行橋市）

調べに対し男は容疑を認め、「２年間で約６０匹くらい殺した」「ネコの糞尿による悪臭や、アライグマによる農作物の被害に困っていた」「川に捨てることは自然に返すことだから悪いことではない」などと供述しているということです。