月9主演の注目俳優「鈴鹿央士」 ポンコツエピソードも豊富で「バラエティー対応も最強」との声
■「立ち居振る舞いは天性のもの」 鈴鹿のおちゃめな一面が知られるようになり、最近ではバラエティーでも爪痕を残している。10月7日放送の「ぽかぽか」(フジテレビ系)では、2㎏の牛肉の塊を300gに切り分けるコーナーで見事300gピタリを達成しスタジオやお茶の間を沸かせた。また、同番組では、VTR出演した仲良しの俳優・鈴木福が、2人で公園で話をしていたときに「突然アリと遊び始めた」というエピソードを暴露。スタジオの共演者たちに真意を問われると、「アリの動きって予測不能じゃないですか。見てて飽きないんです」とその理由を説明していた。番組の最後には、大事な番宣で思い切りむせてしまい、これまたスタジオの笑いを誘った。独特な“鈴鹿ワールド”にMCのハライチふたりはドはまりしたようで、「おまえ、おもしろいやつだな」「バラエティーの出演増えそう」と鈴鹿のバラエティーセンスを絶賛していた。 「SNSでも、バラエティーやトーク番組に出演した際の鈴鹿の素顔に驚く声が多く上がっています。“天然”“ポンコツ”といったワードも見られるのですが、俳優の岡田将生に通じるものを感じるという意見もありました。岡田もイケメンなのにポンコツキャラとして有名ですからね。2人に共通しているのは、いじられつつも愛されキャラであるという点だと思います。インタビュー時なども、本人はいたって真面目に話しているのに、思わず笑ってしまう返しや間合い、立ち居振る舞いは天性のもの。芸人との相性もとてもよく、過去にダウンタウン浜田やバナナマン、サンドウィッチマンなど中堅・大御所芸人と絡んだ際も、視聴者を沸かせていました。今後はもっとバラエティーへのオファーが増えてくるでしょう」(女性週刊誌の記者)
■今、最も共感度の高い俳優 エンターテイメントジャーナリストの中村裕一氏は、俳優としての鈴鹿の魅力と今後をこう分析する。 「ほかにはない瞳の輝きと強さを持っており、バラエティー番組などで見せるスレてない自然体な立ち振る舞いが好感を持たれ、支持されているのではないでしょうか。まだ俳優デビューしてそれほどたっていないにもかかわらず、『蜜蜂と遠雷』、『ドラゴン桜』第2シリーズ、『silent』などのヒット作で立て続けに堂々の存在感を発揮しています。優しい表情を帯び、複雑な内面を抱えつつもしっかりと芯を持った青年の役を演じたら抜群で、今、最も共感度の高い俳優の一人と言えるでしょう。また、昨年ゲスト出演した『A-Studio』では地元・岡山にいる祖父母の姿を見て感極まり、涙をポロポロ流すというピュアな一面を披露していました。事務所の先輩で恩人とも言える広瀬すずとは『なつぞら』で共演していますが、これからさらに成長し、いつか彼女と対等な役どころで共演する姿を見たいですね」 まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだが、近い将来、ドラマや映画だけでなく、バラエティーまで席巻する日が来るかもしれない。 (高梨歩)
高梨歩