上関町でのボーリング調査、掘削作業を完了 中間貯蔵施設建設に向け 中国電力
山口県上関町で、原発から出る使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設を計画する中国電力は、町にある社有地内の建設予定地で進めていた地質を調べるボーリング調査で、掘削作業が今月14日に完了したことを明らかにした。 今後、採取した試料(ボーリングコア)を用いて活断層の存在などの分析を行い、適地かどうかを判断する。「現時点で調査全体としての終了時期を示せる状況にはない」としている。 貯蔵施設は、関西電力との共同運営を前提に計画している。中国電は今年4月23日から現地の11カ所で調査を実施。地中に機械を押し込んで円柱の形をした試料を採取した。