エヴァートン、ダイチ監督を解任。モイーズ元監督が2012-13シーズン以来の帰還か…すでに話し合いが進行中とも
エヴァートンは9日、ショーン・ダイチ監督の解任を発表した。 ワトフォードで初のトップチームでの指揮を経験し、2012年9月に就任したバーンリーFCでは約10年間の長期政権を築いた現在53歳のダイチ監督は、2023年1月にエヴァートン指揮官に就任。当時、プレミアリーグで19位に低迷していたクラブを残留に導くと、昨季も勝ち点減点処分を受けながらも残留。だが、今季は主力選手の退団と怪我の影響もあり、1試合未消化ではあるもののわずか3勝しか挙げられておらず、16位と浮上しきれずにいた。 【プレミアリーグ順位表】エヴァートンの状況は? ダイチ監督解任発表からわずか約3時間後に行われたFAカップ3回戦のピーターバラ・ユナイテッド戦(2-0でエヴァートン勝利)では、U-18チームのレイトン・ベインズ監督とクラブキャプテンのシーマス・コールマン氏が暫定的に指揮。イギリス『スカイ・スポーツ』などによれば、デイビッド・モイーズ元監督が後任監督として浮上しており、オーナーの『フリードキン・グループ』とすでに話し合いが進められているとも。早ければ、今週末にも復帰が決定するとも伝えられている。就任すれば、約11年ぶりのクラブ帰還となる。 モイーズ氏は2002年3月から2013年夏までの約11年間エバートンで指揮。2004-2005シーズンにはプレミアリーグ4位の快進撃、2008-09シーズンのFAカップでは決勝進出を果たした。その後、モイーズ氏は2013年5月にマンチェスター・ユナイテッドの指揮官に就任し、以降はレアル・ソシエダ、サンダーランド、ウェストハム・ユナイテッドの指揮官を歴任。2023-24シーズン終了後はいくつかのオファーを受けながらも、フリーとなっている。