米商務長官に実業家ラトニック氏 対中強硬派、高関税を支持
トランプ次期米大統領は19日、商務長官に実業家のハワード・ラトニック氏を指名すると発表した。対中強硬派として知られ、トランプ氏が訴える中国などへの高関税を支持している。通商政策、経済安全保障、米国における製造業の復興などを一体的に指揮するとみられる。 【写真】ニューヨークで10月、トランプ前米大統領の集会で演説するハワード・ラトニック氏=ロイター ラトニック氏は米投資銀行キャンター・フィッツジェラルドの最高経営責任者(CEO)で、トランプ氏の政権移行チームの共同議長も務める。トランプ氏は声明で、同氏が「30年以上にわたって、ウォール街で精力的に活躍してきた」と説明。「関税と貿易に関する我々のアジェンダを主導する」と期待を述べた。米通商代表部(USTR)代表が管轄する貿易分野についても、「追加の直接的な責任」を担うとした。
朝日新聞社