マンチェスター・Cが抱える115件の財務違反疑惑をめぐる聴聞会は9月中旬から開始…プレミアリーグCEO「解決されるべき時」
プレミアリーグの最高経営責任者を務めるリチャード・マスターズ氏が、マンチェスター・シティの抱える115件の疑惑について自身の見解を述べた。 2018年よりプレミアリーグは、マンチェスター・Cに財務違反の疑いがあるとして調査を続けており、115件の容疑で告発している。その容疑には、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)違反の他に、プレミアリーグの調査に非協力的だったことが含まれている。 イギリス『Times』は、この違反疑惑の聴聞会が9月の中旬から開始されると報道。審問は10週間行われるようで、順調に進行すれば、来年の頭にも判決が下されるという。 この疑惑についてプレミアリーグ側は口を閉ざしていたが、マスターズ氏がついに見解を示した。同氏はイギリス『BBC』のインタビューに応じ、マンチェスターCの財務違反の疑いに決着をつける必要があると考えており、以下のように語った。 「今こそ、この事件が自然と解決されるべき時だ。何年も続いている問題であり、この事件が審議され、その答えを得る必要があることは明らかだと思う」 マンチェスター・Cは、今のところすべての容疑を否認しているが、仮に違反が立証された場合は、勝ち点剝奪や降格の処分を下される可能性が伝えられている。 また2023年2月にマンチェスター・Cは、プレミアリーグに対して別の訴訟を起こしている。プレミアリーグが規制を強化した、関連当事者取引(クラブがオーナーと関係のある企業とスポンサー契約を結ぶこと)のルールの合法性について焦点が当てられている。 関連当事者取引の訴訟に関して、マスターズ氏は「完全に非公開で行われるため、コメントできない」としたが、『BBC』は今後数週間以内に判決が出ると予想している。
SPOTV NEWS