ラグビーW杯決勝トーナメント

◇ラグビーワールドカップ2023フランス大会　ニュージーランド44-6アルゼンチン(日本時間21日、スタッド・ド・フランス) 【画像】値千金のキックチャージを成功させた南アフリカ代表・チェスリン・コルビ選手 準決勝で対戦した世界ランク2位・ニュージーランドと同7位・アルゼンチンの一戦は、ニュージーランドのWTBウィル・ジョーダン選手がハットトリック(3トライ)の活躍を見せるなど圧倒したニュージーランドが44-6で勝利を収め2大会ぶりの決勝に駒を進めました。 先手を取ったのはアルゼンチンでした。前半5分、エミリアノ・ボフェリ選手のPGで3点を奪います。 しかし、ニュージーランドも前半11分にジョーダン選手が大会トップに並ぶ6トライ目を決めすぐに逆転すると、リッチー・モウンガ選手がゴールも決めリードを広げます。 その後もジョーディー・バレット選手、シャノン・フリゼル選手のトライが生まれ前半だけで20-6とリードしたニュージーランド。後半も2つのトライを奪うなどリードを広げていくと後半22分にジョーダン選手がこの日2トライ目。さらに、33分にもハットトリックとなるトライで試合を決めたジョーダン選手。圧勝で、優勝した2015年以来5度目の決勝進出を決めました。

準決勝で3トライを決めたニュージーランドのウィル・ジョーダン選手(写真：AP/アフロ)

ジョーダン選手は今大会8トライを決め、99年大会のジョナ・ロムー氏(ニュージーランド)、07年大会のブライアン・ハバナ氏(南アフリカ)、15年大会のジュリアン・サヴェア選手(ニュージーランド)に並ぶ1大会での最多トライ数となりました。 歴代最多4度目の優勝を狙うニュージーランド。注目の決勝は日本時間29日、イングランド対南アフリカの勝者と対戦します。